スペイン

最終更新日：2020年12月23日

生物多様性条約　締約国（1994年3月21日）
名古屋議定書　　締約国（2014年10月12日）

手続きの対象者

2017年3月15日以降に、研究利用等を目的として、下記「手続きの対象物」にアクセスしようとするスペイン人および外国人。

手続きの対象物

野生の分類群に由来するスペインの遺伝資源（生息域内外とも）。ただし、植物遺伝資源については（野生だけでなく）栽培種も対象となる。

＊手続きの対象とならないもの
・農業食料植物遺伝資源条約（ITPGR-FA）での対応が行われる植物遺伝資源
・国の海洋漁業に関する法律3/2001号（2001年3月26日付）に規定される水産資源
・農業、食料に関わる動物遺伝資源
・純粋な分類目的によりアクセスされる遺伝資源
・伝統的知識

手続きの方法

［非商業利用］
1）申請書類を提出する
・提出先：アクセスに関する権限ある当局
スペイン環境省又は遺伝資源へのアクセスが行われる自治州の当局（アクセスする遺伝資源が自治州の固有種などの場合）
（注：スペイン環境省への申請を行えば、自動的に正しい提出先に割り振られる）
・提出方法（下記a-dのいずれか）
a) オンライン申請（スペイン環境省ウェブサイト）
*申請書は、ページ内のFormulario de solicitud presencial (Solicitud_No_comercial_presencial.pdf) (551 Kb)をクリック。(下記その他に和訳あり)
*オンライン申請には、デジタル証明書が必要。現時点では、このデジタル証明書は、スペイン人の個人IDしか認識することができないため、日本人がオンライン申請を希望する場合は、スペインの研究者との共同研究を行う必要がある。
b) CORREOS（スペインの郵便局）にて提出
c) 在外スペイン大使館/領事館にて提出
d) 登記所にて提出

2）アクセス許可が発行される
・2か月以内に審査が行われる。
（この期間を過ぎても通知がない場合、申請は承認されたものとされる）

［商業利用］
1）PIC/MATに関する権限ある当局と交渉し、PICの取得およびMATの設定を行う
・利用する遺伝資源の種類、取得場所により、交渉すべき“PIC/MATに関する権限ある当局”は異なる。

2）申請書類を提出する
・提出先および提出方法は、非商業利用の場合（上記）と同じ。
・オンライン申請サイト（スペイン環境省ウェブサイト）
*申請書は、ページ内のFormulario de solicitud presencial (Solicitud_comercial_presencial.pdf) (548 Kb)をクリック。(下記その他に和訳あり)

3）アクセス許可が発行される
・6か月以内に審査が行われる。
（この期間を過ぎても通知がない場合、申請は承認されたものとする）

スペインの手続きチャート