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ABS学術対策チームについて

ABS学術対策チームについて

 

ご挨拶

2010年10月、第10回生物多様性条約締結国会議(COP10)が開催され、名古屋議定書が採択、2014年10月12日に発効されました。名古屋議定書は、遺伝資源の移動及びアクセスと利益配分(ABS)についての国際ルールです。遺伝資源の取り扱いについての取り決めは、企業だけでなく、大学・研究機関等においても、その対象となります。

我が国では、「遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する指針」(平成29年財務省・文部科学省・厚生労働省・農林水産省・経済産業省・環境省告示第1号)が2017年5月18日に公布されました。 2017年8月20日に日本は締約国となり、国内措置(ABS指針)が開始されました。また、「研究機関等における遺伝資源の取扱いについて」(平成29年5月18日29振ライ第6号)が、文部科学省ライフサイエンス課より通知され、大学等における遺伝資源の取り扱いが適切に行われるよう特にご留意いただきたい事項が示されています。これらの現状に対応すべく、ご配慮いただければと思います。

これらの動きの中、 名古屋議定書に対応した遺伝資源の取り扱いについての啓発活動や大学・研究機関向けの相談や意見徴集を行う対応窓口等を、国立遺伝学研究所 ABS学術対策チームが受け持っています。本活動は、文部科学省におけるナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)の中の情報センター整備プログラムの一環として行われています。

ABS学術対策チーム 責任者 鈴木 睦昭

活動内容

研究者への支援

・ABS相談窓口
ABS対応に関する質問に対してアドバイスを行っています。
・ABS情報の提供
基礎知識、海外の遺伝資源取得に関する情報などのABSに関する情報を提供しています。
・ABSセミナーの開催
海外のABSの専門家を招聘しABSに関するセミナーを行っています。

事務部門、URAへの支援

・ABS相談窓口
ABS対応に関する質問に対してアドバイスを行っています。
・ABS講習会の開催
国内のABSに関する専門家を招聘し講習会を行っています。
・講師の派遣
チームメンバーが大学等のセミナーでABSに関する講演を行っています。
・ABS対応体制の構築、運営の支援
大学等のABS対応体制の構築と体制運営を支援しています。
・啓発用資材の提供
名古屋議定書や遺伝資源の取扱い等を大学等で周知するため資材データを提供しています。

NBRPリソース機関への支援

・NBRPリソース機関の安全なリソース配布を支援しています。

生物多様性条約への対応

・ABSに関する国際条約や会議への参加に出席し、情報収集・国際交流を行っています。

メンバー紹介

国立遺伝学研究所 産学連携・知的財産室 室長
ABS 学術対策チーム 責任者

鈴木 睦昭(すずき むつあき)
msuzuki@nig.ac.jp

略歴

静岡薬科大学博士課程修了。薬学博士。大学院時は国立生理学研究所で受託大学院生として研究生活を送る。テキサス大学医学生物学研究所博士研究員、静岡県立大学助手・学内講師、カルフォルニア大学ロサンゼルス校Visiting Professor、日本たばこ産業株式会社主任研究員、東京大学先端科学技術研究所知的財産マネジメント人材育成プログラムを経て、国立遺伝学研究所ABS学術対策チームを創設、責任者として現在に至る。また、文部科学省技術参与及び環境省「名古屋議定書に係る国内措置のあり方検討会」の委員として、名古屋議定書に対応した国内措置「遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する指針」(ABS指針)の策定に関与した。生物多様性条約締約国会議に日本政府団の一員として参加している。

国立遺伝学研究所 産学連携・知的財産室
ABS 学術対策チーム

鹿児島 浩(かごしま ひろし)
hkagoshi@nig.ac.jp

略歴

九州大学卒業、京都大学理学部博士課程修了。理学博士。スイス、バーゼル大学、生物学研究所で在外研究。国立遺伝学研究所生物遺伝資源情報研究室、新領域融合研究センターにおいて、博士研究員として勤務。2017年4月より現職。

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