– ABS(遺伝資源へのアクセスと利益配分)の実施促進
– 遺伝資源の国際研究開発の推進
– 生物多様性を活用したバイオエコノミーイノベーションの推進
1993年の生物多様性条約発効により、遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)の概念が始まる。
その後、2010年に名古屋で開催されたCOP10で名古屋議定書が採択され、2014年に発効。
アジア諸国は生物資源に恵まれており、生物多様性を活用した成功事例はすでに数多くある。
生物多様性や遺伝資源を活用したバイオエコノミーに基づくイノベーションはさらに加速させていくべきである。
遺伝資源の流通を促進し、その利用を世界的に共有することは国際的な要請である。
この要請に応えるため、タイBEDO副局長のタニット・チャンタボーン博士は、
アジア全域にネットワークを構築するアイデアとして、「アジアABS学術フォーラム」を提案した。
2023年10月24日、東京で「アジアABS学術フォーラム- ABSシンポジウム2023 -」が開催された。
シンポジウムでは、日本、タイ、インドネシア、ブータン、カンボジア、ベトナム、マレーシア、韓国が、
それぞれの国におけるABSの実施状況について発表を行った。
また、パネルディスカッションやMeet the Speakers Timeも設けられ、聴衆と講演者が直接交流する場も設けられた。
https://idenshigen.jp/en/2023/
第2回AAAF ABSシンポジウムは2024年にタイのバンコクで開催され、
国立遺伝学研究所 リサーチ&イノベーション・ブリッジセンター ABS支援室
住所:三島市谷田1111
電話:055-981-5831
E-mail : abs@nig.ac.jp