研究組織に属していないアマチュアが海外から遺伝資源を移動し、自身で研究したり大学の研究者に分譲したりすることが行われている。名古屋議定書の啓発・普及及び意見収集をどのように行うのか?
昆虫分類学や植物分類学の分野ではアマチュア研究者の研究活動が研究に貢献していることは報告されている。しかし、研究機関に属さない個人の研究者は自己責任で自己遵守するしか方法がない。課題は、どのようにしてこれらの個人研究者に啓発・普及していくかである。所属する学会や研究会があれば、それらを通じて行うこともできるが、そのようなことがない場合、一市民として啓発・普及するしかない。アマチュアの貢献の高い学会が環境省と協力して行うのが効率的であると考えられる。