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2025/09/25
主催イベント

第3回Asia ABS Academic Forumシンポジウム「AAAF 2025 Seoul」を開催しました。

アジアABS学術フォーラム(Asia ABS Academic Forum:AAAF)では、2025年9月18日、韓国のソウルにて、
第3回AAAFシンポジウム「AAAF 2025 Seoul」を開催しました。

AAAFは、2023年、日本、韓国、タイの3か国が中心となって設立したABS促進のための協力体*で、
おもに学術機関のABS専門家と各国政府のABS担当者が議論を深めるプラットフォームを提供しています。

「アジアのABSが進むべき道―政策と実行をつなぐ」をテーマに掲げた「AAAF 2025 Seoul」には、
韓国、カンボジア、タイ、日本、ブータン、マレーシアの6か国から政府関係者や研究者が参加し、
各国のABS政策とその実行状況や研究者支援の在り方を共有するとともに、生物多様性条約におけるデジタル配列情報(DSI)や
WHOにおける所謂「新パンデミック条約」のPABS(病原体のアクセスと利益配分)等、遺伝資源をめぐる最新の国際的情勢および対応策について議論が行われました。

今回、開催ホスト機関となった韓国生命科学研究院のコ・ジョンホン副院長は、AAAFの意義と将来について、次のように述べています。
「今回のシンポジウムは、アジア各国がABSの課題を率直に共有し、政策と研究現場をつなぐ実践的な解決策を模索する貴重な場です。
ABSが単なる規制ではなく、革新と協力の源泉として機能するよう、学術交流と共同研究を積極的に支援します。」

次回、第4回AAAFシンポジウムは2026年7月、東京で開催される予定です。

*国立遺伝学研究所ABS支援室が事務局を担当している。

※プログラムはこちら
※プレスリリース(2025年9月18日付、韓国語)はこちら
※AAAFメーリングリストにご登録いただいた方には、当日の登壇資料をお送りいたします。
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