遺伝研ABS支援室は、生物多様性経済開発機構(BEDO)と共同で、ABS学術フォーラム(AAAF)第2回ABSシンポジウムを開催しました。
本シンポジウムは、2024年11月19日と20日の2日間、タイ王国の首都バンコクのプラトゥーナム地区にあるバークレーホテルを会場に、1日目がプレミーティング、2日目にシンポジウムという日程で行われ、政府機関、民間企業、学術機関、研究機関から80名を超える参加者が集まり、成功裏に終了しました。
本イベントは、アジア地域における生物資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関するアイデアや実践の交換を目的としたものです。シンポジウムはAAAF会長のタニット・チャンタヴォン博士の開会の辞で始まり、続いてタイの天然資源環境政策計画事務局(ONEP)事務局長のプラサート・シリナポーン氏による基調講演が行われました。
つづく午前の部では、BEDO副所長スウィー・ガンディー氏によるタイの国別報告、国立遺伝学研究所 ABS支援室長 鈴木睦昭によるCOP16報告などの最新情報、韓国生物資源研究所(KRIBB)のSeon Lee博士による韓国からの洞察、ABSにおけるASEAN生物多様性センター(ACB)の役割に関する特別講演をABSディレクターのChe de Jesus氏が担当しました。
午後の部では、山口大学山田教授らによるABSに関するケーススタディや地域イニシアティブが紹介され、タイ農業研究開発庁(ARDA)のコンサルタントであるスウィット・チャイキアティヨス博士によるプレゼンテーションや、日本およびマレーシアの代表者による貢献がハイライトとして紹介されました。
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